てんかん患者の車の運転について

 近年、てんかん患者による暴走事故が後を絶たない。しかし、その原因の多くが薬の服用を怠ったことによるものである。昨年、発生した池袋や京都祇園の暴走事故では、病状を申告しなかった、あるいは薬を服用しなかったことにある。ひいてはこれらの事故が原因でてんかん患者の形見が狭く持病を隠す、申告しないといったことは多いのではないだろうか?ではこのような事故が今後起きないようどのような処置が必要であるか考えてみるとしよう。

1. 免許の返納によるメリット生む
 てんかん患者の免許返納にどのようなメリットがあるか、それは“何一つ無い“である。であれば発作が起きたとしても隠すほうが合理的だと考えてしまってもおかしくない。しかし、発作を隠した状態で運転することは” 自動車運転死傷行為処罰法“により、病気の影響により正常な運転が困難な状態に陥り,人を死傷させる」悪質な運転行為が適用要 件となり,15年以下の懲役となる。免許を隠し運転したほうが私生活の利便性という観点で合理的なのは確かだがリスクは高い。未然に防止をするのであれば、免許が無くても不便にならない政策が必要である。

2. 高齢者の免許返納をてんかん患者にも適用させる
 近年、高齢ドライバーの免許返納に促す政策が行われている。返納によるメリットは以下の通りである。

免許返納によって、各種サービスを利用するときの料金が割引されるメリットがあります。
ここでは、東京都内で免許返納者が使える割引・特典の例をいくつかご紹介します。
巣鴨信用金庫
運転経歴証明書の所有者専用定期預金「サポート」で金利優遇。
店頭金利+0.05%。一人500万円まで、自動継続1年(継続後は店頭表示金利に)
三越伊勢丹(都内8店舗)
自宅への配送無料(一部除外あり)
セブン・イレブン
宅配サービスによる商品配達時、プレミアムポテトサラダ1個をプレゼント
(1回限り、都内限定)
メガネスーパー
メガネ、コンタクトレンズ、補聴器が15%割引。
これ以外にも、温泉、スーパー、美容室、ホテルのレストランなど、加盟店はいくつもあるので、上手に使うとメリットが感じられます。
自治体によって内容は異なり、最寄りのバス停からバスターミナルまでの12往復相当分バス券(北海道・岩見沢市)、1回800円までの福祉タクシー券24シート(千葉県・いすみ市)など、さまざまなサービスがあります。
年金生活の高齢者にとって、少しでも出費が減るのはうれしいことです。
なお、これらの特典を受けるためには先述した「運転経歴証明書」の提示が必要となるので、免許返納後は早めに取得しておくようにしましょう。

 てんかん患者においてもこれらを適用させることで免許返納の舵を切るきっかけになるだろう。しかし、高齢ドライバーの免許返納の率が低いことから考えると有用性が高いと言えず、これらに加えた得点が必要であると考えられる。

 

 本日はここまで、次回はどのような記事にするか未定だけど続きか別の記事を書くと思います。

 

引用文献
てんかん患者の自動車運転と 関連法律
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/105/8/105_1400/_pdf

・健康を取り戻す応援サイトOGスマイル
https://ogw-media.com/smile/cat_care/2278

 

てんかんについて、世間から認めてもらい生きていくには

 皆さんはてんかん(癲癇)という障害をご存じだろうか?てんかんと言えば、1年前の池袋の暴走事故や数年前に起きた京都の暴走事故、突然の意識消失など悪印象なイメージが多いかと思う。

 私はてんかんの持病を持つ当事者であり、数年前に発症した。今日まで持病から目を逸らしていたが、自分の障害を認め、今後に励んでいきたいと思いブログという形で発信することにした。

 現在は一般企業に新卒で今年入社し、一人暮らしを開始した。しかし、ある時からてんかんの症状?軽い発作?吐き気のようなものが起き、今後のことについて深く不安を抱くようになった。会社側にはてんかんのことについて一切の説明はしていない。また、採用試験の際に、「何か病気を持っているか?」の質問に対して正直に答えることができなかった。後になって持病があることを伝えた場合、“経歴詐称”となり、解雇の可能性が考えられる。そのため、言うに言えない状況である。

 世間はてんかんに対して非常に辛辣である。私は今後、真面な人生を歩むことができるのだろうか。

 ひとまず、今回はここまでとする。次回は運転免許の返納について、そのことに関する提言などを記録に残そうと思う。